空気を纏う


Knit / ULTERIOR / Pure Cashmere Guernsey Crew Neck Knit / ¥68,000+Tax

昨日ご紹介しましたULTERIORのピュアカシミヤのニットを着用しました。

油分が多く細長い純度の高いカシミヤを使いヴィンテージの編み機でわざと空気を孕むように時間をかけて編んだだけあり、着心地は空気を纏っているのと同じような不思議な感覚。

一級品のカシミヤ、更に人の体に合うように設計された作品だからか昨日書いたようにペラペラな生地ではないので軽いとは思いませんが、着てる感覚があまりない。

笑ってしまうが柔らかい何かに包まれてる感じ。


それと撮ってて思ったのですが他のウールのハイゲージニットよりも色の奥行きを感じる。

素材がそもそも全然違うのもありますがフロート編みで膨らみを持たせた生地は毛糸1本1本に影が出来て色に深みが増している。

特にこちらのMaroonはそれを明らかに感じるくらい厚みのある色をしていて非常に良い色していませんか。ちなみにこのMaroonは日本語で言うと栗色。

秋に使うニットにMaroonなんて洒落が効いてますわ。


私でサイズ4のほうを着ているんですけど、
シルエットが本当に気に入っていて袖をまくらないとダラっとカシミヤの重みで生地が垂れてくるのが力が抜けて見えてとても好き。

個人的にこう言ったニットは袖まくってラフに着るから渋くて格好良いと思っていたんですけど、本当に初めて袖まくらないで着ても良いなと思った。

1枚目の画像なんてまさしくそれで良い感じに眠そう。

服って頑張りすぎると痛々しいから最近はこれくらいがベストなんじゃないかと思ってる。それでいて着ているのが高純度のカシミヤというのが大人。


あと最近はニットの下に適当にインナーを合わすのがブーム。昨日とかヘンリーネック着てた。

実はこれ昔マルジェラがトロンプルイユってだまし絵のコレクションで薄めのニットの下にボーダー着てたりしたのを全力でパクってるんだけど良い。

こうやってボーダーが裾から覗いたりヘンリーネックの首元が微妙に見えてたりするのが楽しい。

ただベースがピュアカシミヤのシンプルなニットというのがあるから成立しているという疑惑はある。


夜は結構涼しいのでニットは使えると思いますが、もっと涼しくなったら絶対レザーを合わせたい。

新作を見れる時期だし着れる時期が始まった。

P.S
明日ISSURTHINGSのType3が届きます。是非ご来店ください。

問い合わせは下記から 
Mail acacia.shizuoka@gmail.com 
住所 静岡県静岡市人宿町2丁目5-22 2F 
時間 13時-19時