My Feelings For Type04


I
SSUETHINGSの1シーズン目は衝撃のスタートとなり当店でオーダーしていたType03(モッズコート)は予約のみで完売。2シーズン目に入った今も問い合わせがあるほど。

そして今では取り扱い店舗もかなり増え、むしろ断る量の方が多いんじゃないかと思うくらいの飛ぶ鳥も落とす勢いのブランドへ。

ただこちらとしては全く驚きはなくてデザイナーの渡辺さんに招待されアトリエで作品を見た時から間違いなくハネるんだろうなと思っていたから。そう、それほど確信に近いISSUETHINGSに対して自信がありました。

当店でパンツをオーダーしたBenjamin Button Pantsを発売した時に渡辺さんが来店してくれてご飯にも行ったんだけど、話すことがかなり先まで考えていてブランドとしての道筋が彼の中でしっかり描かれていた。

話を聞いているうちに今の人気を獲得したのはなるべくしてなったんだなと思う。


そして今回オーダーしたのはType04というプルオーバータイプのジャケット。 

納品の日を間違えて宣伝してしまっていて車でISSUETHINGSのプレスルームまで行きオーダーしたアイテムを回収。

その時も渡辺さんから現状を聞かせてもらったんだけど勢いは全く衰えておらずそこでまた驚かされた。しかもしっかり考えながら自分でコントロールしつつステップアップしていっているのがとても巧いなと思わされる。 

もちろんType04にも渡辺さんの考えるモノ・服としてのあり方は落とし込まれていて、その辺は前のブログで説明したから端折るけど型数が少ない分、そういうコンセプトや表現したいことが如実に出ている。 

ちなみに今回のType04のL.Brownという色は渡辺さんが来店した際に持って来ていただいたスワッチでそもそも当店分しか用意できない量の生地だった。

とても綺麗な色で見る角度によってブラウンにも、グレージュにも見えるその「変化」は今回のコンセプトにもハマっていたし良いなと感じた。 


個人的に思うのは勿論勉強しパターンなども勉強していますがもともとファッション関係にいた訳でもない渡辺さんがISSUETHINGSを立ち上げてハネたという事実が今のトレンドっぽくて良いなと思うんですよね。 

私自身がステレオタイプな考え方でしっかりファッションの学校を出てどこかで修行してっていう人しか信用しておらず、渡辺さんに会った時も本当に大丈夫かよと作品を見るまで無駄足だったかもと脳裏をよぎっていた。 しかし作品を見るや否や心を動かされその場でオーダー。それは自分の考え方すら変えられた瞬間だったのかも。 

ブランドとしての大きさやポジション、経歴など関係なく蓋を開けてみれば予約完売するほどの人気。服ってこういうものなんだと改めて実感した。 


2月に行った展示会も多くの人で賑わい渡辺さんと話すのが申し訳なく感じるくらいだった。なにより内容が素晴らしかった。 

新しさもあるんだけど「らしさ」が強く残っていて私としては満足のいく内容だった。 

まだ先だけど新作もハネるんだろうなと確信した。 

出会った時に思った「良い人とブランドに出会った」というのは今も変わらず心の中にある。 

そういったことをType04を見ながら想った台風のような土砂降りの今日の午後。 

問い合わせは下記から
 Mail acacia.shizuoka@gmail.com 
住所 静岡県静岡市葵区人宿町2丁目5-22 2F 
時間 13時 - 19時