My Feelings For Natural Dye Of Cara Marie Piazza
これも前回の続きではないが機内が最悪だった。パリからNYまで8時間ほど機体は揺れに揺れたのである。
そして最大の山場が体感だが数百メートルかなりの角度で "堕ちた" 乗客の絶叫とともにラゲージは乱気流の衝撃で開き荷物が散乱する。隣の客は神に祈り出していた。完全に終了です。外人がガチ祈りし始めたら終わりなのよ。
最大級のタマヒュンに身を委ねパリでのラッキーエロを思い出していたその時乱気流を抜けたのか 機体が安定する。はい、飛行機はそんな簡単に墜落しません。
しかしそれまでなんとも思っていなかった飛行機の揺れだがそこで完全に恐怖になってしまい、それ以降の海外出張も揺れが非常に怖い。
そんな思いをしてJFK Airportに到着。
*Reborn Shirt
そしてもちろんそれが後々問題になる。
いや即問題になった。Uberを呼んだんだけど空港内でしかWifiが使えないから屋外にUberが来てもどれか分からない。(日本と違って個人タクシーのような感じで車種が各々違うから)だから私は空港内の携帯が使える場所に。そして合流した友人が外でナンバーを確認するという奇妙なシチュエーションに。
そしてパリ同様AirB'n'Bで予約した宿に到着。
中こそ泊まれる環境でしたが周辺は皆が思い描くGhettoそのもの。THE GHETTOなの。
ただBushwick自体がオシャレ地区になってきたからか荒んではいるものの危険な感じはしなかった。路上で寝てる人とかポン引きもいなかったし。
なにより会いたいアーティスト達がBrooklynにアトリエを持っていたから移動するのにすごい楽だった。
女性とは絶対来ないけど。
15時からのアポイントまで時間に余裕があったのでCafeに入って休憩をしていた。
外では繋がらなかった携帯にWifiを繋ぎ携帯を見ると何件かメッセージが来ていた。
「Hi Kei, まだ来ないの?」「そろそろ出かけないといけない」
え?なに???
どうやら日にちを間違えていたようでその日の12時のアポイントを別の人の15時だと思っていたみたいでコーヒー吹き出しました。
「マジごめん卍」「すぐ行く」と連絡を入れタクシーを捕まえて向かった。
3時間遅れで到着したにも関わらず優しく迎えてくれたCaraには感謝。
彼はスタイリストとして活動していてメゾンアーカイブをコレクションしていて壁にはISSEYやYohjiのアーカイブが並んでいた。ただそれだけじゃなくて部屋の奥にあった拷問器具のような鉄の箱(私よりでかい)の中にはデニムがありえない量詰め込まれていた。
昔のブログ読んでいた人はその時の画像を覚えていると思う。そのくらいの衝撃的な画像だった。
そしてCaraから話を聞きナチュラルダイのシャツをオーダー。
オーガニックコットンを使い彼女が集めた廃棄された花や植物でナチュラルダイを施したデザインは美しく優しい。
それはどこかBEAUGANと同じような芸術的な側面を持ち合わせていた。
その後のAtelier PantsやKaleidoscope Teeも見て直感的に脳に刺激がいくような、そんなモノが多い気がする。
*Kaleidoscope Tee
上手いとも思わず理解もしがたい作品がハイプライスで展示されている。こう言っちゃなんだが訳分からんゴミみたいな作品でも値段高くしとけばアーティストっぽい、そんな空気がある。
しかしCaraのようにしっかりファッションに対して愛情があって、その愛情があるからこそ廃棄された花や植物を使うという考え方になった彼女の作品は芸術性と魂を感じる。
その辺のブランドコンセプトのためにサステナブルを謳うようなブランドとは厚みが違う。
インタビューや彼女の作品に触れて根っからのニューヨーカーでありアーティストなんだと思った。
そういったアーティストと仕事するのはアーティスト過ぎて色々面倒もあるけど本当に楽しい。きっとそれは作品としてしっかり皆さんに届けられるものだから。
ちなみにKaleidoscope Teeが2枚ほどありました。ご希望の方はご連絡ください。
問い合わせは下記から
Mail acacia.shizuoka@gmail.com
住所 静岡県静岡市葵区人宿町2丁目5-22 2F
時間 13時 - 19時