BEAUGAN "Paper Jersey Basque Tee"

今週はTシャツやカットソーを紹介したいので本日はBEAUGANより届いたBEAUGANらしいFrom NatureなTシャツをご紹介します。

こういった「BEAUGANならこう言ったアイテムもあるよな」と納得せざるを得ないアイテムって各ブランドにあってmasao shimizuならば再構築、Denisならば生活している中では触れることのないヒマラヤンカシミアやアイリッシュリネン、KEI SHIGENAGAは究極まで磨き上げた液体のようなジュエリー。

各々が曲げられない筋が一本通っていて毎シーズン作品を出してはいるものの、通常のデザイナーズブランドとは違い一貫した背景のものとに成り立っているコレクション・作品作りをしている。

だから展示会でディスカッションしている時も「こう言うものは出来るがこれは出来ない」とか「それはしたくない」というはっきりとした意見が生まれる。

個人的にそこが重要でこれって否定されてネガティブに働いているんじゃなくて意見の交換が出来ていてオリジナリティのあるものを作ろうとしている訳なのでとても充実している時間になっている。特にメンズは「背景」にこだわるものだと思っているのでそこが反映されたものじゃないと意味がないじゃないですか。

なにより私は自分の言葉と文章で作品を紹介したいのでその時間がないと始まらないし興味がないのかも。

前置きが長くなりましたが前述の通りそんな背景がしっかりあるブランドが作った作品の紹介です。


Brand / BEAUGAN
Model / Paper Jersey Basque Tee
Price / ¥35,000+Tax 
Size / 1 / 2 
Color / Bone
Material / Washi100%

今回のTシャツに使用している素材は「和紙」

和紙素材の衣類は見たことあるかも知れませんが和紙100%というのは珍しいようで独特な厚み、リネンよりもサラついた表面、通気性など様々な利点があるようです。

しかもBoneという生成り色の美しい色も注目してもらいたいです。


まずなぜ和紙を使ったのかと聞いたところ日本の和紙の使い方、技術というのは目を見張るものがあるらしくそもそもデザイナーCristopher自身が注目していたようです。

機能的には吸水性に優れていてベトつかず消臭性も高く長時間着ていてもストレスなく過ごせ、そもそもが天然繊維で毛羽立ちが一切ないので肌への刺激もなく医療関係なんかに多く使われているよう。

しかも科学的な加工を施さなくても紫外線カットが出来る。

だからChristoperも電話越しに聞こえたのですが和紙について実はハイテクノロジーと言っていました。


そして一番気になる洗濯で溶けないの?という話。

これはまず溶けません。しかも手洗い出来ます。

何故かというと生地にする時点で和紙の繊維を強く捻って糸にしてそこから編みげているので他の編み物となんら変わらないのですね。

それでいて先ほど言ったような超多機能、もはやTシャツは全て和紙素材で良いのでは?と思うほど。

そして使っていけばどんどん柔らかくなり馴染んでくる。私も届いてから2週間ほど着ていますがインナーに使うことが多いからか体に馴染んできました。

そしてぶっちゃけDenis Colombのシャツと合わせるとまだ寒い。むしろ裸のような通気性。Christopherも展示会時に同素材のパンツもあるのですがこの生地の説明で「Balls Breeze」(金玉爽快)と言っていたのを今実感している。乳首爽快。


最後に形ですがバスクTシャツを模して作られておりユーズフィットシルエットに丸みを帯びた裾のスリット、そしてほんのり深い首回り。

そもそも作業着のバスクTさながらのシルエットにハイテクな和紙ファブリック。

ただ着ている時の方が100倍カッコいいし雰囲気が出る。明日着用をUPしますので是非チェックしてください。

問い合わせは下記から
Mail acacia.shizuoka@gmail.com
住所 静岡県静岡市葵区人宿町2丁目5-22 2F
時間 13時 - 19時