BEAUGAN "Hand Dye Pajama Shirt Jacket & Trackie Dacks Pants" -Part02-
Model / Hand Dye Pajama Shirt Jacket
Price / 95,500+Tax
Size / 1 / 2
Color / Hand Dye by Christopher
Material / Hemp
Model / Trackie Dacks Pants
Price / 84,000+Tax
Size / 1 / 2
Color / Hand Dyed by Christopher
Material / Hemp
こちらではBEAUGANより届いた作品のディティールの説明をしていこうと思います。
今回オーダーしたのはジャケットとパンツ。
各々特徴がありデザイナーのクリストファーがヴィンテージが好きということもあり、どう言ったモノからインスパイアを受けて製作したのか紐解いていきたいと思います。
まずジャケットなのですがモデルネームにもなっているようにパジャマシャツがベース。
パジャマシャツとはその名の通り寝巻きのパジャマであり、私も今でこそラフなスウェットなどで寝ていますが幼少期はしっかりパジャマシャツを着て寝ていた記憶があります。
特にヴィンテージでは50's~60'sのモノが多くコットンレーヨンやコットンポリ、ハイブランドで出されていたものになるとシルクなどを使っておりパジャマということで基本アームホールや袖周り、ウエストの絞りもないパンツで言うストレートかつ見頃はボックスシルエットが多いアイテムです、
今回のBEAUGANの作品でいうとフロントのボタンの数とラペル部分のVゾーンの狭さ、筒状の袖口とアウトポケットなどがパジャマシャツのディティーツを落とし込んでいる部分だと思われます。
しかしそれだけでなくパジャマシャツ "ジャケット" となっているようにフロントのウエスト部分にダーツを入れて絞りラペルはノッチドラペル、そして縫製や作り方はジャケットの作り方で作っていると思います。
つまりパジャマシャツとは言っているもののジャケットがベース、そしてそこにヴィンテージであるパジャマシャツのディティール落とし込んだのではないのでしょうか。
生地はHemp100%のキャンバス。コットンレーヨンのようなツルッとした素材が多いのがパジャマシャツですが基本は化学繊維を使わないのがBEAUGAN
アイリッシュリネンとは違い光沢はなく風合いもザラついているのですが目の細かいヘンプキャンバスで洗いをかけ柔らかく仕上げているので気にならずとにかく軽い。このふわっとした風合いはHemp特有なのでしょうか。
そしてドライタッチでかなり涼しい。そう言った快適さを踏まえると一層パジャマシャツなんだなと落とし込まれたポイントに納得出来ます。
また天然染料や繊維にこだわるのは経年変化も起こるから。退色やVRしてくるのが楽しみなんですよね。
しかし通常のボタンならば1.5倍ほどある大きさになると思うのですがあえてパジャマシャツようの小さめのボタンにしているところがニクい。
こんな重厚感ある見た目なのに連なっているところを見ると可愛く見えてしまう。このアルチザンとカジュアルのバランスはとても面白い部分だと思います。
どこかCara Marie Piazzaのナチュラルダイを彷彿させるような染まり方をしていると思いませんか。染料はカラーパウダーとしか聞いていませんが天然染料ならばCaraのやっているナチュラルダイとほぼ同じ。ナチュラルダイの色の重なり方が非常に美しく好みなのですごく嬉しいですね。
パンツはTrackie Dacksとあるようにダックパンツをトラックパンツのようにミックスしたデザイン。
ダックパンツとは帆布で作られたコットンパンツのことで太身のストレートシルエットとポケット部分のステッチが特徴的。それにトラックパンツのドローコードをプラスしスポーツミックスのような今回の作品。
しかしダックパンツはその厚みのある生地がワークテイストで土臭いのが特徴的ですがこちらはジャケットと同じくHemp100% そのためか穿いた時にスラックスに似たようなエレガントな雰囲気すら感じます。
これだけ天然染料＆天然繊維に拘り今回は手染めという思いっきり人の手で作っているモノなのに艶っぽく見えるんです。素足に革靴が最高に合う。
ウエスト部分はドローコード+ゴム使用になっています。
手染めによる生地がゴムによって凹凸がついて凄く味わい深い佇まいになっているので私はTシャツタックインをしてセットアップで着ています。そうすることでパジャマが急に無骨に見えて引き締まるからおすすめ。
こう言ったトラックパンツやイージーパンツって意外と当店初な気がする。穿くだけで新鮮で楽しい。
さっきも言ったけどD&Mのホールカットのブラックに合わせた時は誰にも負けない。
着用はまた明日のUPします。(忙しすぎて撮れてませんが・・・)
問い合わせは下記から
Mail acacia.shizuoka@gmail.com
住所 静岡県静岡市葵区人宿町2丁目5-22 2F
時間 13時 - 19時