masao shimizu " Single Raglan Coat / Beige×Black "



先ほどのBlackでも書いたようにmasao shimizuからこんなシックで普遍的なものが登場するとは思わなかった。


やはりそれは再構築のイメージが強いからだろう。


そしてそれは作っている本人も分かっているはずでブランドの中心には古着からのリメイクというのが絶対的にあってブランドの看板になっている。


だからこそこのコートを作っている時、どんなことを想って作っていたのか非常に気になる。masao shumizuのファンだったらそう考えざるを得ないだろう。


実際はBlackよりも更にThe Trenchという風貌のこちらは展示会時はもっと見ていなかった。だってこのブランドにそう言ったいかにもなアイテムを求めても仕方ないと思っていたから。


でもBlackが気になって着てみてその後もちろんこちらも試してみる。


良いんだわ。ヴィンテージとモダンのバランスが。


もちろんだと思うが、それも計算に入れての1つのモデルとしての完成度が凄まじく高い。



使っている生地は一宮市で日本に一台しかない織り機で作っているシェットランドウールを使用したヘリンボーン。


一宮市で作られはしているんですけど生地自体はmasaoさんがオリジナルで作ったものでグレーのヘリンボーンにベージュのストライプを織り込んでいる生地。


EELの少年パンツと同じでグレーのヘリンボーンとなるとBritishな空気が強くなると思いガチじゃないですか?


でもその空気はBritishはBritishでもBritish Vintageなんです。かなりVintageが強くポールハーデンとかにありがちなアルチザン&ヴィンテージのような空気に近いと思います。


だからやっぱモードなんだなぁ。



すでに店頭に出しているんですが見る人も分かるようでストライプの部分が引っかかるみたい。


たしかにヘリンボーンに織り込まれているベージュのストライプがかなり効いている。


いつも思うのですがmasaoさんて色の感覚優れてないですかね?再構築のスウェットやTシャツを作るときに何個もあるプリントの配色が凄く綺麗なんです。


だからオリジナルの生地を作るときもそうで今回のストライプもしっかりと刺しになっているんだろうなと思います。



あーカッコいい、これ無修正。


傾きだけ直した。最高。



ブラックでもモードモードって言ってるけどこの背面の1枚の画像で私が言っているモードの意味わかりますよね。


重厚感と落ち着き払った佇まい。


そしてまた今回もグレーの壁の前でグレーのコート撮っちまったと反省(してない



こちらの生地はウール100%なのでBlackに比べて厚みがあるし冬用って感じがします。


でも最早季節なんてどうでもよくて着たいと思うもの着てもらいたいしカッコイイと思えるもの買ってもらいたい。


私もセールストークで「3シーズンイケる」っていうけどぶっちゃけ「だからに何」って思うこともある。


この画像見てカッコイイと思ってもらえて着たときに死ぬほど似合ってたらあと1週間しか着れなくても絶対買ってもらいたい。


服ってそういうもんだしその興奮が人生にとって何より大切。


まぁこのコートなら春まで使えますけどね(^ ^)


Mail acacia.shizuoka@gmail.com
住所 静岡県静岡市葵区人宿町2丁目5-22 2F
時間 13時 - 19時