masao shimizu " Single Raglan Coat / Black "



 masao shimizuから届いた新作のコートをご紹介します。

正直masao shimizuからこんなクラシックなものが出るだなんて思っていなかったです。再構築やパターンに特化したモデルが多くお客さんもそのイメージだったと思うのですがこのモデルは超絶クラシック、そしてミリタリー。



展示会では一番後ろの方にあってぱっと見もシンプルだしmasao臭弱めだったのでスルーしてしまうところだったのですがよくよく見てみると凄いヴィンテージのトレンチに近いなってことで着てみたら最&Coでした。

それなのに名前が「Single Raglan Coat」なんてシンプルだから最早やる気ないのかなと感じるくらいで私ならば「Classic Military Style Coat」なんて付けたいくらい凝った細部をしている。


まずベースになっているのはヴィンテージのミリタリーの定番「Trench Coat」

生地こそ載せ替えていますがサイズ感なんかは最近は大きめになって着ているのでヴィンテージのサイズ感に近いのではないでしょうか。


変更点は通常ダブルのフロントがシングルに、そしてエポーレットやガンフラップを排除。


なのでぱっと見チェスターコートっぽい佇まい。



外見の特徴的な部分でいうと見返しがコーデュロイに切り替えられていてラペルがコーデュロイに。


あと色なんですけど表記上はBlack×Blackです。しかし見ての通り見返しのコーデュロイはBlackでもコットン部分の色は墨黒って表現が限界。むしろネイビーだと思っています。


色の感じ方は人それぞれ(?)なんで皆さんの直感にお任せします。



もちろんトレンチなんでベルト付き、そしてアンブレラヨークにインパーテッドプリーツ。襟元もチンストラップが付いています。


この辺はヴィンテージミリタリーの名残を忠実に再現。


元々ミリタリーアイテムであるにも関わらず現代でも簡素化されてイタリアノリが強いオッサンアイテムになりガチなトレンチコートですがこうやってミリタリーの要素を残すだけでかなりモードに感じる。


そう、ミリタリーやヴィンテージってモードなんだなってこと。特にアルチザンファッションにはかなり近いですよね。


そう言ったブランドって気が狂うほど服というものを探求してその果てに服を作っているので。




今回の生地ですがコットンを使用したこちらは我が静岡(浜松)のシャトル織機にて織られた度詰めのコットンを使用。


やはり硬い。ハリがあってシルエットがしっかりと出るような生地をしていて肘の部分やストレスの掛かるところはシワになったり擦れてきたりして本当のヴィンテージになりそう。


そう思って1ヶ月ほど前から着用しているんですけど、生地の厚み的にも着やすくて最近はクルーのニットかパーカーに合わせるのが好きで重ね着してます。



是非ご来店、お問い合わせください。


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住所 静岡県静岡市葵区人宿町2丁目5-22 2F
時間 13時 - 19時