EEL Products "Reading Coat"
Brand / EEL Products
Model / Reading Coat
Price / ¥38,000+Tax
Color / Navy
Size / One Size
Material / Wool 100%
本日は少し特別なEELのアイテムを紹介しようと思っています。
皆さん銀座の森岡書店さんをご存知でしょうか?5坪と言う空間の中にあるのは1冊(1種類)の本だけ。そんな特殊な販売方法で店舗に来てより多くのことが伝わり本を読んだ時にさらに深みが出る。
本を真剣に売るからこそ取り組み始めた手法。
そんな面白い書店を経営している森岡書店の森岡督行氏をイメージし作り上げたのが今回のReading Coatになります。
製作のきっかけになったのはEEL Productsが16年間服作りをしてきたモデルを本にまとめた「世の中にありそうでない服」を出版した時に森岡書店でPOP-UPを開催、それと同時にReading Coatを発売することに。
森岡督行氏とヒアリングを繰り返し作って行くわけですが根底にあるのはAndre KerteszのOn Reading(読む時間)と言う一冊の写真集。これは「人は本を読んでいる時が一番美しい」と言う理由で撮影された写真集です。
それは姿勢や見た目と言う問題ではなく「1つのことに夢中になっている様」という瞬間を切り取ったものでした。
そしてそれを元に誰がどう着ても美しく本を夢中になって読んでいてもストレスがないコートが完成しました。
使っているのはギャルソンによくあるウールの縮絨。故にスポンジのように軽く伸縮もする。Reading Coatと名前こそコートですがローブに近い感覚で着ることが出来ます。本当にこれならばどんな状況でも本を読めると思った。
それは例えば寝る前の広々とした空間だけでなく、電車の中や狭いエコノミークラスの座席、仕事先の更衣室のもたれかかる壁。
足を伸ばしていても、コーヒーを片手に家の中を歩いていても、冷たい床に膝を抱えていても。どんな状況でも本を読めて夢中になれる。そしてその瞬間はきっと映画の1シーンのような1コマになる。
そしてサイズですが縮絨のウールのため1サイズのみ。個体差があり各々サイズ感が違います。
一応、袖丈や着丈などは短く出来るので要望にお答えします。
断ち切りの縮絨、そして落ちた肩、大きめのアームホールに袖周り。考えてみればこういった類のものはどんなブランドでも出ていると思う。
でも着ると何か違う。言葉に出来ないから絵に描き、服にした。
それがEEL Productsが16年間やり続けてきたことなんだろう。
*POP-UP前日
個人的に面白い発見だったのはこの森岡書店さんが1発目に置いた本がAtelierの石崎さんのお店で取り扱っている(最近またやってたね)沖順子さんの書籍「PUNK」
こうやって周りの才能ある人たちが人を喜ばせ続ける限り店舗、そしてその空間と言うものはなくならないと感慨深い気持ちになったと同時に私の中のPUNKはまだまだStyleでAttitudeになってないとも思いましたね。
もっと苦労して良い作品をしっかり伝えてないと、と再確認。日々精進します。
Mail acacia.shizuoka@gmail.com
住所 静岡県静岡市葵区人宿町2丁目5-22 2F
時間 13時 - 19時