EEL Products "少年パンツ 2020"

 


EEL Productsから定番で出されている少年パンツが届きました。

今期、パンツ難民の当店はこの少年パンツ そして既に販売したISSUETHINGSのBenjamin Button Pants & masao shimizuの再構築デニムのみとかなり攻めた発注の仕方をしました。だって納得できるパンツって少ないんだもの。

少年パンツは定番で出ているモデルですが今期は全体的に厚み(空気感も含み)厚くなっているかなと思っています。


パンツで印象が変わるってよく言いますけどホントその通り、気付いた人天才。

だってアウターと靴を自ずと変えないといけないですし、そうなると全体の中枢を担っていると考えても良いわけじゃないですか?

だから今期はそれこそデニム、ワイド、テーパードスラックスの3種類を用意して各々差別化できて明確な違いを感じてもらえるようにご用意しました。

そしてこの少年パンツが一番癖がなくて服好きな人は反応するかなって気がする。


今回の生地は1837年から続くMOON社のツイードを採用。

MOON社はイギリスのヨークシャーにて小さな家族がやるような手作業のホームスパンを生産するところから始まったメーカーです。それは手作業で謂わば現代のアルチザンブランドがやっているような事を1837年からやっているわけですね。

似たようなところで言うとGUIDIもそうですね。1896年からタンナーとしてトスカーナで商いをしており今でこそ自社製品がありますが元はMOON社のように素材の提供元でした。

そんなMOON社のツイードは柔らかくしなやか。ツイード特有の表面の硬さは全く感じず総裏と言うこともあってとても穿きやすい。


前にも言ったんだけどこのパンツなら「腰回りがあってそこからテーパードして丈はジャストや9分丈」って言葉にすると10年以上服屋やっているこっちからすると常套句になっているくらい定番的、悪い言い方したら普通。昔KOLORのパンツ説明するとき死ぬほど言ってたし。

でも穿くと違う。Point Getterの時も書いたけどEELの服は言葉に出来ない良さがある。

しかもこの少年パンツなんてかなりのシーズン出されている定番なのでマイナーチェンジを繰り返して最早究極体になっているくらいのモデル。

作品としての完成度はピカイチだと思います。


そのマイナーチェンジですが今回は少しサイズ感が小さくなって気がします。

生地の厚みなのかウエストも少し小さく、横幅は狭く丈は短くなった気がします。

ちなみに私でMサイズを着用でジャスト。

絶対にReading Coatと合わせたいよね。そんな期待からか壁に謎の虹も掛かりますわ。

明日着用をあげます。

Mail acacia.shizuoka@gmail.com
住所 静岡県静岡市葵区人宿町2丁目5-22 2F
時間 13時 - 19時