ISSUETHINGS " Benjamin Button Pants "
本日は今週末24日(土)から販売&デザイナーの渡辺さんに来店頂き説明を手取り足取りして頂くISSUETHINGSの完全新作モデルBenjamin Button Pants(ベンジャミンバトン パンツ)の紹介をします。
次シーズンの展示会に行った時も2シーズン目にも関わらず新規の取り扱いは断っており既に自分のハンドリングが手一杯状態であると言っていたまさに飛ぶ鳥を落とす勢いのISSUETHINGS
そして印象的だったのはデザイナーの渡辺さん自身がこのハネ方に驚きを通り越し恐怖を感じていると言っていたこと。絶対調子乗るだろうなと思っていたから笑
でもそうではなくしっかりこのISSUETHINGSというブランドを育てていくというマインドが垣間見れてそのヒョウヒョウとした風貌からは考えられない人としての芯を感じ取れました。
そんなISSUETHINGSからの新作はパンツです。
Brand / ISSUETHINGS
Model / Benjamin Button Pants
Price / ¥53,000+Tax
Color / Black
Size / お直し必須のOne Size
Material / Wool90% Nylon5% Polyester5%(Vintage Melton)
ISSUETHINGSの1stシーズンはアウターのみでした。そして当店ではTシャツをExclusiveで作って頂いた後に欲しくなったパンツ。
と言うのもAWのパンツがめっちゃ少ないことに夏前に気付いてこりゃうっかり八兵衛とISSUETHINGSに説明、もちろんこのブランドが作るパンツを見たかったし「良い素材がある」と言う件から即作ることを決定。
実はこれSNS等で既に出回っている21SSのパンツと同じシルエットのパンツなんです。
ただ生地が完全別注な上にスペシャルなモノにして頂きました。
使っているのは渡辺さんが岐阜の工場にて見つけたVintageのメルトン。
渡辺さん曰く「通常のメルトンよりもしなやかで油分が多いから艶があり美しい」とのことで確かに光沢もあり何よりメルトンの配分で一般的なのはWool 90% Nylon10%というモノなのですがPolyesterも入っていること。
そして個人的に嬉しいのはVintegeの生地でどう用尺しても10本しか作れなかったと言う限定感。
通常の別注も勿論限定なのですがVintageの限定感って私はより特別かなと思います。
で、ここまで生地が美しいと説明しておきながらエアスプレーをブッカケました。
これには物語があってまずISSUETHINGSが初期からエアスプレーを使いコレクションを展開していたと言う部分でまだ引っ張れるかなというのと(周りはまだ1stシーズンが立ち上がったばかりだし) 実はこのエアスプレー、Tシャツに施したのと違いメルトンに施しているので取れて無くなってきます。
そして徐々にメルトンのみの表面に変わっていき、ウールの油分が表面に浮き出てさらに光沢がますと言った仕様。
そう、表面の汚れが取れていき若返っていく。このパンツも数奇な運命を辿るBenjamin Buttonなのだと。
しかしこれだけではなくこの説明がメールで来た前日に何かの運命か私もBenjamin Buttonを自宅で見ていたんです。映画の方を見たんですけど私にとってこの映画は大好きなBrad Pittが若かりし頃のJohnny Suede,Interview With The Vampire,Fight Club,Snatch,Money Ballと逆から順を追って変化し1人の俳優の人生を遡っているようで凄く好きなんですよね。
小説が家族模様を描いているなら映画は1人の男の人生を描いていてとても響きます。
そんな事が絡んでかすごく不思議で何か作ったのに運命を感じる作品になりました。
コートと同じでサイズは1サイズだけ。
渡辺さんも言うのですが全然直してくれと、ウエストは誰でも入るくらいデカイのでお直しが必須になりますが普通ならば外見を変えずに直すのが鉄則、しかしデザイナー自ら「フロント切り替え入れて小さくしたらどぉっすか？」と提案して来ました。
さすがに引いたんで私はフロントに１タック入れてウエストを修正をしております。
金曜日には直し後の雰囲気を伝えられるかなと思います。
裏はスレキの総裏、折り返す事でややP.Hなアルチ感が足されるかなと思います。
今回のISSUETHINGSだけでなくBEAUGANのジャケットを紹介した時も「若返る」と言ったワードが出て来ました。
しかし私にとっては若返ると言うよりも前に進むと言う感覚の方が強いかも知れないです。
なぜなら両ブランドとも若くまだまだ未熟ですがこの時代に芽を出し花を咲かせようとしている。それは戻っているのではなく前進しているのだと思います。
そしてその前進はあなたの人生の糧に。
For what it's worth it's never too late or, in my case, too early to be whoever you want to be. There's no time limit, stop whenever you want. You can change or stay the same, there are no rules to this thing.If you find that you’re not, I hope you have the courage to start all over again.
(意味を見出すのに遅すぎるということはない、私の場合は早すぎるということだが。タイム・リミットなんてないから、いつだって立ち止まっていい。変わってもいいし、変わらなくてもいい。それにルールなんてないから。意味を見失ったとしても君に最初から全てやり直す勇気を持って欲しい。)
- Benjamin Button,
＊Benjamin Button Pantsは24日(土)より店頭に並びます。通販も承りますのでご連絡ください。
＊最近は常に行っておりますがご来店にあたってはアルコール除菌やマスク着用など感染予防対策の徹底をお願いしています。
Mail acacia.shizuoka@gmail.com
住所 静岡県静岡市葵区人宿町2丁目5-22 2F
時間 13時 - 19時