Ten c "Cargo Pants"
Model / Cargo Pants
Price / ¥70,000+Tax
Size / 46 / 48 / 50
Color / Olive / Black
Material / Polyester60% Nylon40%
サイズ46 ウエスト78cm 渡幅28.5cm 股上25.5cm 股下80cm 裾周り18cm
サイズ48 ウエスト83cm 渡29cm 股上27cm 股下80cm裾周り19cm
サイズ50 ウエスト86cm 渡30cm 股上27cm 股下80cm 裾周り19cm
Ten cから初となるカーゴパンツの紹介です。
Ten cはアウターのイメージが強くパンツはどうなるのかと思っていたのですが、入荷前から気にしてくれるお客さんが多くて蓋を開けてみれば人気ですぐ店頭に出ているだけになりました。
私もすぐに着用し始めたのですが特にシルエットが良くて、今ヴィンテージのミリタリーが流行っている中でこのシルエットで勝負するんだと思った。
シンプルなカーゴに見えるのですが言いたいことは多い。
まず両足にカーゴポケットはもちろんあって、生地はAnorakなどと同じOJJ(超高密度ナイロンベンタイルミリクロス)*いつも思うけどこの言葉って超高密度とミリクロスが同じ意味だよね
OJJは日本企業が開発した生地をイタリアにて高温で染め上げ更に熱圧縮されることでコーティングせずとも撥水性と防風性を持ち合わせたイタリア軍も使っているKing Of Toughな生地。レザーのように経年変化することも面白くブランドコンセプトの「死ぬまで着れる」というのをまさにこの生地が体現している。
しかしパンツということで普段は12ozを使用しているのですが11ozに変更。
正直そこまで違いは分からないが、オンスを下げていることで編み物としての伸縮性が上がっているのではないかと思う。
そしてその生地を使いアナトミックシルエットにて構築。ここが本当に面白い。
OJJというハリのある生地をパンツにするために解剖学に基づき人の体に沿ったシルエトットにするために膝にはダーツが入り屈折しており、パーツも前身頃と後ろ身頃と更にもう一枚切り替えを入れて3枚のパーツにて構成されている。
そうすることでマチが付き可動域がかなり広がる。
この辺りは昔のミリタリーアイテムのディティールを踏襲していて、ファッションではなく本当の機能性を追求したパターンの組み方をしている。
これは穿いていて実感するのだが細身なのにも関わらずかなり動きやすい。OJJを使っておきながらこのアナトミックシルエットは最強なのではないか。
今回のサイズ展開は46〜50なのだが、そもそもサイズが小さく46でウエストサイズが76〜78だった。しかもオンスが低い分洗濯で縮む可能性もあるので私は真ん中の48を選んで穿いています。
穿きたくて丈詰めするタイミングを見失いずっと内側に折っているのだが、それでもシルエットが美しい。
そして細身と言えど昔のようなガチガチの細さではなく、ある程度ゆとりある細さなのが良いのではないだろうか。
これが大人だと思う。
今はヴィンテージブームでカーゴといえば太めストレートが人気だと思うのだが、あえての細めのシルエットでカーゴを作ったことが私のとって大きい要素だった。
というのも劇的に新鮮だから。
それだけのことなんだけど、ULTERIORのレザーやISSUETHINGSのTYPE2(コート)に合わせた時の表情がたまらなく良い。
カーゴなんて本当に興味がなかったのだけど、Anorak同様に持っておくならTen cで。しかもこのシルエットだったら満足できるかなと思いました。
特に超度詰めのOJJに柔らかな表情のニットは最高。
実際はレザーシャツに合わせようと思ったんだけど間違えてニットを着てしまっただけなんだけど、嬉しい誤算。
しかもアウターよりも一層デニムのように変化すると思うので経年変化がマジで楽しみやで。Fabric Addictな方には絶対見てもらいたいです。
ご来店、お問い合わせお待ちしております。
Mail acacia.shizuoka@gmail.com
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