masao shimizu "Switch Patten Cardigan"
ちょうど先ほど、清水さんから連絡があって今季は1点もののオーダーが当店含め多くあり21SSの製作が追いつかないからスキップするとの連絡がありました。
確かに様々なオーダーに対応出来る故にやろうと思えばいくらでも頼めてしまうブランド。しかし1点1点個人で作っている作品が多いため時間をかなり要する。
そうなると結局毎シーズンコレクションを展開することが出来なくなってしまう。これが物作りを優先するのかコレクションを優先するのか葛藤する部分。
しかしながらこれからのmasao shimizuがどう展開されるのかむしろ楽しみ。
Model / Switch Pattern Cardigan
Price / ¥57,000+Tax
Size / 1 / 2
Color / Navy / Navy
Material / Wool100%
カーディガンってそこまで需要ないんですよね、はっきり言って。でも自分が好きで毎年買っていて、しかもめちゃくちゃ使うので今年も取った。
ただ今季はmasao shimizuなだけあって少し変則的。
見てわかるように全体に柄が施されたスイッチパターンのカーディガン。そしてそれだけじゃなく使っている素材もちょっと不思議。
まず素材なのですがオーストラリアのタスマニアウールを使用。ただそれだけ聞くとちょっと良いウール使っているのかな程度にしか思わないんですけど実は以前Super120を使っていた時のように、スーツに使うかなり細い繊維のウールを使用。
しかしそんな細い繊維を使っているから厚みを持たせないといけなくなり(耐久性の問題で)糸を2本取りして肉厚に編んでいるのが今回の生地。
ただその生地をゆっくり時間をかけて、ULTERIORのピュアカシミアと同じで空気を含むように編まれているのでかなり軽い。
あの古着屋の独特な匂い、埃っぽさ、We●d好きそうな音楽マニアの店員。それらを全て感じとれるようなちょっとザラついていて肉厚なのに不思議と軽い古着屋に平積みされているカーディガンに似ている。
なんであぁ言う所の店員さんて馴れ馴れしいんだろうね。まじで人見知りだから陽キャオーラ出さないでほしい。
そのオーラだけで半日分疲れる。
Brand / masao shimizu
Model / Switch Pattern Cardigan
Price / ¥57,000+Tax
Size / 1 / 2
Color / Navy / Off White
Material / Wool100%
多分その古着屋のニットは50年代以降の化繊が入ったニットなんですよ。アクリルとか。
だから「軽い・着やすい・暖かい」が売りなはず。つまり言葉を返せばそれを化繊使わずにタスマニアウールで生成しているという「軽い・着やすい・暖かい」+「高級素材・肌触り最高・高い」となるわけだ。
清水さんが前にルーツは古着と言っていたことがあって、それを思い出せば納得がいく生地の成り立ちかなと思います。
上から徐々に模様がシンプルになり裾まわりだけ見れば普通のカーディガンに見える。そんな視覚的にちょっとした違和感を抱くデザインになっている。
このデザイン、なんか見たことあると思ったら以前マルジェラのドライバーズニットで一回ジャガード織りの個人的に一番カッコいい作品があってその編みに似ている気がする。
その当時はまだ価格も安く?8.5万だったが自分の中では高くて買えなかった今だに覚えているもの。
手に入れられなかったモノってなんでこんなに記憶に残るんでしょうね。不思議。
これはインナーにハイゲージのタートルニットを着ていてKnit On Knitなんだけど、とても気に入った合わせ。
タートルニットはネイビーだけしか残ってないと思っていたんですけどブラックが出てきました。しかもS/Mと2サイズ。Knit On Knitしたい方は是非。
Mail acacia.shizuoka@gmail.com
住所 静岡県静岡市人宿町2丁目5-22 2F
時間 13時-19時
週末 12時-19時