Denis Colomb "Marcello Shirt"


Denis Colombより新作が届きました。
暖かくなり暦としてももう直ぐ4月ということで物理的にも精神的にも完全に春、時々夏。

そんな今に打ってつけだと思うDenis Colombの新作。服好きなら絶対に着たくなるモデルだし色だと思う。


Brand / Denis Colomb
Model / Marcello Shirt
Price / ¥68,000+Tax
Size / S / M / L 
Color / White / Blue Jade / Sand / Mid Night Blue
Material / Hand Woven Irish Linen

いつも春夏をスキップしているDenis Colombなので春夏は初めてですがこのモデルは定番で出されていてご存知の方も多いはず。

冬は獣毛と遊牧、旅人なイメージですが春はリネンで一気にリゾート。

これ1枚で一気に夏ですわ。


使っている素材はIrish Linen(アイリッシュリネン)

もちろん作っているのはネパールの小さなアトリエになるのですがまずアイリッシュリネンはアイルランド(Irish)が原産になります。そこからネパールの職人達が手織りで織っているのが今回使っているアイリッシュリネン。

そしてそのアイリッシュリネンが様々な種類のリネンの中で頂点と位置付けられています。

というのもアイリッシュリネンは糸にする際にフラックスという融剤をしようし潤紡(水に濡らしながら糸としての強度を増すこと)を行います。工程そのものはリネンと変わらないのですが繊維がかなり細かいためにゴワツキのあるリネンとは違い柔らかくしなやか、尚且つ手織りの目が詰まり過ぎていない甘めの織りでフワッとした軽い風合いも持ち合わせています。

ここまで言ったら分かると思うのですが絶対に高い 質が良くて見たこともない生地しているんだろうって。


その通り。

すでに店頭に並んでいるので何人かのお客さんには見てもらっているのですがリネンと伝えないと触ってもリネンだと思わないほどの柔らかさ。

リネンと聞けばシャリ感があって悪い表現をしてしまえば硬くザラついている。しかし最高級のアイリッシュリネンを使用し更にそれを手織りとなればもはや別物。

肌触りはギャバウールのようなサラっとした触り心地で表面にハリがあるのに変に膨らまずに下にストンと落ちる。リネンと伝えるのが申し訳なくなるくらい別物。だってあの想像しているリネンとは違うんですから。


そして表面はシルク顔。いやらしさすら感じる佇まい。

リネンらしからぬソフトな物腰で近寄って来て急に大人な表情してくるんだもの。そりゃギャップにやられてりまうよ。

光沢が強めにあるわけではないのですが手織りによる陰影で奥行きが生まれている。それがマシーンで作られた均一で整った表面の生地には出せない高級感がある。

と、ここまで色々語りましたが結局フレンチリネンやヴィンテージリネンと何が違うかと言ったらその高級感とリゾート。


そこは圧倒的に違うと思います。

表面の毛羽立ちが少なく安価なリネンシャツにある風合いを出しすぎた硬さがなく風になびくくらい柔らかい。

例えば嫌いなジャンルの音楽やスポーツでも超一流の極めた人のパフォーマンスって認めざるを得ないくらいカッコイイと思うんですよ。それと同じで普及しまくっている誰でも一度は手にしたことがあるリネンを極めたのがこれ、一眼で、人触りで違いが分かるくらい認めざるを得ない生地。


ボタンも特徴的で水牛ボタンの削り出し。

こいつがリゾート臭を強めている疑惑はいつも消えないですね。

素材の説明が長くなったので着用と分けてブログ載せます。今回はS/M/Lと言うサイズ展開でいろんな着方出来るように取っているので着用も楽しみ。

数の少ない大きめのサイズはすでに完売しているカラーも出ています。気になる方はお早めに問い合わせください。いつ何時でも対応いたします。

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