ULTERIOR "Overlaid Box Shirt"
Model / Orverlaid Box Shirt
Price / ¥26,000+Tax
Size / 3 / 4
Color / Russet
外に出た瞬間に感じる春、そして花粉。
季節が一変したせいか店頭も忙しくて、お客さんもそうですが私自身も春気分になったのでULTERIORの新作のシャツを紹介しようかなと思います。
この作品も1月に入って来たんですけど今じゃ無いと思い寝かしていました。
その寝かせたお陰で味が凝縮されて凄く良い感じに着用が撮影できました。これが今流行りの熟成肉ならぬ熟成服ってやつですね。
暖かくなった今の陽気な気分を撃ち抜く作品です。
前回のCPOシャツと打って変わって定番のクロスヨークシャツ。基本的にこの作品ってポプリンのような綺麗な生地で作ると思いっきりドレスなのですが、今回の作品は違います。どこか土臭く粗野でスレた見た目ですよね。
お気づきかと思いますがちょっとDenis Colombのアイリッシュリネンシャツに似てませんか?
あの素材の良さに全振りしたシンプルシャツの匂いと同じ匂いがするんですけど、素材を知ればそれもそのはず。
*ちょっと濃く写ってます
生地はHand Woven India Cotton 通称カディコットンです。
手つむぎで織られる事で有名なカディコットンですがいや待てよと。Denis Colombのアイリッシュリネンシャツも手紡ぎだったはずだと。
結局根底の部分が同じなので同じ匂いを感じるのも必然なのでしょうか。
特にこの生地の手織りによる凹凸のある表面や不均一なストライプがまさに一緒に同じ。
急に減産されてオーダーの半分の量しか入ってこなかったところなんて完全に一致。
そう思うと急にアルチな服に見えて来ませんか。
そうなんです、このご時世だからかカディコットンの生産が少なく減産されてしまったんです。
だから寝かせていた時期に売れて既にこの1枚だけ。
ただそれでもウチは結構な数のオーダーを入れていたから量は入って来ていた方だと思います。単純にこの色が綺麗で人気だったという話もあります。
色名はRussetという赤褐色なのですが製品染のムラと少し薄めに上がったピンクのような鮮やかな色に走るブルーの不均一なストライプ。
素材説明の最後に「何より柔らかな風合いが心地いい」と記載されていて、今日みたいな日に風浴びながら着てって書いてありました。
実はこのシャツ、毎シーズンサイズ調整していて若干大きさが変わっているみたいです。
今回は前回に比べたらちょっと大きく感じますが、生地が柔らかいからそう感じるだけかも知れません。
一応着るとこんな感じです。
これで173cmがサイズ4を着ています。
このダラっと力抜けた表情で暖かい日差し浴びるのがこのシャツの使い方と違いませんか。
例えば、暖かい日差しに包まれてベッドから中々出れずに昼くらいから動き出して、動き出した理由に急にお酒でも飲んじゃってそっからダラダラして1日が終わっちゃうような、そんな何でもない凄く平和な1日が似合うシャツなんですよ。
ちなみにインナーはKheikiのWashable Wool T-Shirtsを着ているんですけどこれで終了です。
風の抜ける感じが最高に良くてハチャメチャに気持ち良い。全身で春を感じられます。
あ、ちなみにコットンはリネンのようにハリがあると思いきや凄く柔らかくて誰か着てたんじゃないか疑いたくなるレベルで触り心地が良いです。
ほんと、思って以上に柔らかい。
この日は暖かかったからLevisの雑巾ってモデルのデニムにDimissianos&Millerのブーツで合わせたんですけど最強すぎました。
デニムが合うのは重々承知でしたがLevisの、特にMade in USAの色落ちの色に素晴らしくハマります。
最近は90年代の物でもプライスが高騰しているので無理して買う必要はないと思うんですけど、このブーツに合わせるとなると話は別で無駄金だと思っていても自分を騙して年代物のLevisに合わせてほしいです。
無駄金ってハンディキャップもあるせいか一気に気分が春になります。
オススメです。
シャツ含めご来店、お問い合わせお待ちしております。
Mail acacia.shizuoka@gmail.com
住所 静岡県静岡市人宿町2丁目5-22 2F
時間 13時-19時
週末 12時-19時