about 眼鏡


12月に行ったトランクショーでの岩崎眼鏡枠製作所のオーダーが昨日届きました。

ただインスタにもあげた通り、新品はお近くの眼鏡店にフィッティングしに行ってもらいたいです。というのも新品の眼鏡ってテンプルが直線なので。

トランクショーでは岩崎さん本人がいらっしゃって顔の形に合わせてオーダーした作品を仕上げてくれていますが、それでもフィッティングには行ったほうが良いとのことです。

しかし個人的には掛けられないことはないし、眼鏡店に行くタイミングがなかったのでちょっとの間そのまま使っていましたが弊害はないです。

フィッティングすることで読んで字の如く顔にフィットする。

それが他の眼鏡と違って(特にヴィンテージ)顔の一部になります。作り込まれた靴が「自分の足になる」とか「第二の皮膚」と謳われるのと同じように。

若い頃から目が悪かったのでずっとメガネっ子でしたが生涯イチ掛けやすいと言い切れます。

だからこそフィッティングはして頂きたいです。魔法かけられたように変わるので。


あとこちらも以前インスタにあげたんですけど、岩崎眼鏡枠製作所の包み紙は蝋でコーティングされているのでその蝋が眼鏡に付着していることがあります。

こういった削り出しのアセテートのような綺麗な物体に付いていると余計に気になるものが付いてしまうんで「まじ無理なんですけどぉ〜卍」ってなるのも分かりますが、水道水で1発です。

静電気による埃の付着なんかも取れるので洗ってください。油は中性洗剤で落としてください。

中性洗剤に関しては人によって良くないっていう人がいますが、ぶっちゃけ誤差だと思います。それより拭きに関してのほうが重要だと思っていて絶対にコスらないで、男子は特に!

身の回りの水分を拭けるものって目が粗かったり表面が硬いものが多いと思うのでティッシュで押し付けるように拭くのが一番イイです。

ちなみにコスり続けると(眼鏡を)レンズは白く霧がかかったようになり交換が必要になります。

毎日のケアはマイクロファイバーの眼鏡拭きでイイと思いますが過度に汚れたら水道水で洗う。これは私の眼鏡との付き合い方です。


ちなみに店頭の岩崎さんに作っていただいた作品はお陰様で残りわずかに。

そう言えばこの前岩崎さんに電話したらなんか取引先も増えるらしくてジェラッちゃった。Kheikiもすごい人気ですし・・・

ただ新鋭ブランドの勢いが凄いって話ではなくて、単純に才能がある人が評価されているだけかなとも思うんです。

彼らの作品をブランドというフィルターを通さず見れる人達がちゃんと評価している。

服屋冥利に尽きます。

私としても別に若いブランドだけを取り扱いたいって事じゃないんですけど、現状そうなっているしそれがしっかり認められているのはやはり才能があって偶々タイミングが今だった、そして今acaciaに同じタイミングであるってだけなんじゃないでしょうか。

これがアントワープ6のように10年後各々がいろんな輝きを放っていたら面白いですね。


そしてその恩恵で楽な仕事だけで食っていけるようになりたい
2022 初春


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