masao shimizu "Docking Jacket"
Model / Docking Jacket
Price / ¥135,000+Tax
Size / 2
Color / Black
Material / Vintage Jacket ×4
昨日の再構築デニムを撮影している時に同じ流れでこのジャケットも撮影したのですが、その良さに驚きちょっとテンション上がっちゃった作品がこのドッキングジャケット。
今期はスーツよりなジャケットを探していて特にデニムのようなスラックス以外のパンツで合わせたなと思っていました。
そこでmasao shimizuのコレクションにあったDocking Jacketをブラックベースでオーダー。
再構築デニムと同じような再構築アイテムなのですがブラックでオーダーしたことで一層私が求めていたスーツの空気が出ているかなと思います。
そして見ている以上に着て見てその良さが分かった。かなり良い作品です。
清水さんが収集した70'sのジャケットを4枚使用し1枚のジャケットに仕上げているこちらの作品。
再構築と違うのは全く新しい1本というよりも、名前の通り「Docking」継ぎ接ぎのような感じで4枚各々を繋ぎ合わせている部分。
なので右袖・右見頃・左見頃・左袖と全て違うジャケットで構成されていて、なんならサイズすら違うジャケットで作られている。
4枚の違うジャケットを使っているという見た目に目を奪われがちですが、よくよく考えてみるとそれを1枚に収めるパターンの良さというのが改めて見ると分かると思います。
そして背面(袖下含め)は浜松にてシャトル織機で織られた度詰めのコットンを使用しています。
そのコットンが醸し出す雰囲気とスッキリした首回りだからかちょっとブルゾンっぽい雰囲気もあるんですよね。
見た目はジャケットなのに着てる感覚はブルゾンみたいな。面白い作品です。
フロントのボタンも新しく付けたmasao shimizuのボタンと、元々あったデフォルトのボタン&ボタンホールが残されているので計4つフロントにはボタンがついています。
もちろんこれも新旧両方使える仕様になっています。
単純に再構築だったりドッキングさせてるだけじゃなくて、こう言ったギミックの多さや良い意味で服を作る上でふざけてるのがmasao shimizu特有かなと思います。
昨日紹介した再構築デニムと合わせて、ULTERIORのピュアカシミヤはニットインして。
この合わせかなりキテましたね。
冒頭で言ったスーツのツヤ感がありつつも00年代の細身ジャケットにスキニーデニムのような古びた感じはしない。
綺麗目な感じと再構築のバランスが絶妙でacaciaぽくもあり新鮮な感じもあるような、個人的にまさにやりたかった雰囲気なのでかなり気に入っています。
というか写真撮っている時(烈火のごとく)も良いなと思っていたんだけど、今見返しても凄くカッコいい。
お客さんが再構築デニムに合わせた時に「ちょっと再構築同士でやりすぎかなぁ」って話になったんだけど、今季のデザインだったら全然そんなことなかった。
やはりうまいこと引き算されているなと感じる。
こういうジャケットの良さってしっかりボタンしめてキチッとフォーマルに着ることじゃなくて、フォーマルなのに雑に着ちゃうみたいなところじゃないですか。
例えるならカップラーメン3分茹でなきゃいけないのに2分半でオッケー、みたいな。その余裕がカッコいいよね。
だから袖はあきみせなんだけど、がっつり袖をまくってラフに着たい。
そんな格好で食べるカップラーメンは乙だと思う。
ちなみにこういうアイテムは特別だしスペシャル感出したいなと思って1枚のみのオーダー。ヒヨッただけとかそんなんじゃなくて。
でも着てみてやっぱ普通のスーツとも他ブランドがやっているドッキング系のデザインとも違うなと思いますね。
masao shimizuの再構築の仕上げ方は唯一無二だと思います。
是非見にきてください。
Mail acacia.shizuoka@gmail.com
住所 静岡県静岡市人宿町2丁目5-22 2F
時間 13時-19時
週末 12時-19時