【再構築デニム】masao shimizu The Movie


masao shimizuの看板作品。

「再構築デニム」

今では当たり前になった再構築デザインを2010年のブランドスタート時から製作し続けている作品になります。

私たちマサオLoverには見慣れてしまった作品かもしれませんが、その辺の再構築をポッと出した作品とはわけが違うのは重々承知なはず。

今回のブログと併せて動画もお楽しみください。



Brand / masao shimizu
Model / 再構築デニム
Price / 58,000+Tax 
Size / 1 / 2
Color / Vintage Levis × 2

サイズ詳細 
サイズ1 ウエスト78cm 渡幅28.5cm 股上30cm 股下72cm 裾周り18cm 
サイズ2 ウエスト83cm 渡幅30.5cm 股上31cm 股下76cm 裾周り19cm


当店acaciaでもオープン当初から扱っている作品なので2018年から取り扱いがあります。

オープン当時を思い返してみるとこのmasao shimizuというブランドは絶対にラインナップに加えたくて「静岡でセレクトショップを始めるので絶対に展示会を見たい」という内容を送ったのを覚えています。

そして来月で祝五年を迎える当店にまだ作品が並んでいるというのは素晴らしいことじゃないでしょうか。

本当にそれほど面白い作品が多く共感してくれる人がいるとそれだけで共通言語が生まれるような、独特なコミュニティーが出来上がるのがこのブランドの面白いところでもあります。

簡単に言えば服好きに刺さる、そんな作品が多いですね。


そのコミュニティーが生まれるのにも理由があって、再構築デニム然り意味不明なパターンをこちら側の解釈で紐解いていくことが出来る面白さという要因があります。

もちろん展示会場で清水さんは説明してくれるんですけど、ヴィジュアルの良さによる興奮が勝り説明が一切入ってこないことが多々あります。

それを納品されたタイミングやお客さんと話しているタイミングで一緒に解明する。それがすごく楽しいんですよね。

デザインでマルジェラに似ていると言われることが多いmasao shimizuですが、個人的にそう言った部分が1番マルジェラの服作りの部分で近いように感じます。

そしてそれが「服を楽しむということ」と言わずもがな作品で表現しているような気がします。


で、今回の再構築デニムはどんなもんかと言いますと、あくまで憶測ですが両サイドの切り替えはフロント側は背面のポケット部分を配置。

後ろの切り替えは濃紺のデニムの膝下から裾を配置。

そこにヨークの切り替えで短くした背面を中央に置くことで切り替えていてポケットもあえて折れた状態で縫っている。

そんな感じだと思います。分からんけど。。。



ここからがmasao shimizuにおいて重要なポイントなのですが、そういった切り替えによるデザインをパンツの基本的なパターンの上に落とし込んでいるということ。

なので動画でも話していたようにシルエットが綺麗なんです。

よく見るとヨークの切り替えがありつつもその下に本来のヨークのステッチが入っている。これだけの切り替えをしておきながら1本のパンツとして、しっかりとした土台の上にデザインされた再構築だと分かりますね。

だから作品としても洋服としても楽しめるものなのですね。


と講釈を垂れておきながら「見た目がカッコイイ」という1番分かりやすい答えに落ち着けるのも素敵な部分。

服なんてそれで良いんじゃないでしょうか。

ただ既にサイズ1店頭にない状況で私が穿けないという大きな問題に直面しておりまして・・・


Jacket / Kheiki / Slit Neck Jacket / New
Pants / masao shimizu / 再構築デニム / ¥58,000+Tax

ということで今回はnさん(165cm/61kg/卓球が趣味)に穿いてもらいました。

程よくゆるくてこの気の抜けた、ほんと何の変哲も無いデニムという感じが最高です。


足元がマルジェラのソックススニーカーでプリントの割れ具合とデニムが合う。

無理してドレスアップするよりも、こんな感じで普段履きしているスニーカーと合わせると一層良いかも。

生活に馴染んでいる感じが作品の方向性に合っている気がします。


サイズ1がラスト1本です。是非手に入れてもらいたい。

あとKheikiの新作も届いたんでまた紹介します。

オンラインも是非。

問い合わせは下記から 
Mail acacia.shizuoka@gmail.com 
住所 静岡県静岡市人宿町2丁目5-22 2F 
時間 12時-19時 木曜のみアポイント制です。 
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