Ten c "Austral Down Jacket(Vest)"
Ten cがスポットアイテムとして製作したExclusive Holiday Collectionの作品を紹介しようと思います。
これは憶測なのですが以前Ten cの営業さんと話していたときに「日本で数社しかオーダーしていない」と会話であったんです。でも届いてから数日、まだ国内のどの店舗さんも投稿しておらず私の中で「え、acaciaのみでしか展開してないんじゃない?」との嬉しい疑問が頭をよぎりました。
11日現在でもイタリアやドイツでOnline上に上げているところを見ますが日本はないですね。
というかウチしかオーダーしてないから納期遅れたんか?そうなんか??
でもこの特別な作品を各国では展開しているのに日本はウチだけなんて超絶アガります。
もちろん内容もすごい。僕らのTen cって感じです。
Brand / Ten c
Model / Austral Down Jacket(Vest)
Price / ¥155,000+Tax
Size / 44 / 46 / 48
Color / Olive
Material / Nylon Tactel 100% Liner / Nylon100%
このホリデーコレクションのために特別に作られたのは袖が着脱可能なダウンジャケット。
もちろんTen cなので意味不明な素材を使っているわけですが、個人的にはBEAUGANのような天然繊維を天然染料で、しかも手で染めているのと同じような感覚で「面白いな」と思います。
環境に配慮しているのはBEAUGANかも知れませんが、服屋としてと言うより1人の服好きとしてこう言った頭を捻って作り上げたファブリックには興奮を覚えます。
初耳の方も多いと思いますがこの素材は1980年代にイギリスのICI(インペリアル・ケミカル・インダストリーズ)が開発。その後アメリカのデュポン社(財閥だから三菱みたいなもん?)も生産するようになり普及したようです。
この生地は化学繊維ながらその利点を生かしつつ究極まで天然繊維に寄せた素材。それをガーメントダイにて仕上げています。
だから感じるのはコットンタイプライターのようなシワ感と表面の硬さ。
しかしその裏ではナイロンという利点を生かして強靭なタフさとストレッチ性と撥水性、透湿性を兼ね備えた現代科学の集大成のような生地になっています。
そしてその生地が使われることにより「ダウン」というなんの変哲も無い物がテックで無骨な印象を生み出しているんです。この作品と生地を掛け合わせるという部分も気にしながら見ると面白いと思います。
100%というのも驚きですがグースではなくダックを使っているのにも理由があって、ヨーロッパってそれこそワインでいうとビオワインがあったりして環境に優しいという部分を凄く気にします。
だからこれも環境的配慮であえてホワイトダックを使っているようです。
つまりそれくらい高級なら良いというのが馬鹿馬鹿しいというか、オシャレじゃないんでしょうね。
しかも生地もダウンも軽いので着用感0 ほぼ裸です。
最高の生地に日本人が作ったかのような気の利いた細工。
袖の取り外しもメチャクチャ楽でほんと日本人が作ったのか?と思うほどです。
良い、本当に良い。
まず冒頭でも言った1人の服好きとしてコーディネートが凄く楽しい。だってダウンベストなんてここ数年(10年近く)使ったことなかったですし。
ニット、パーカー、レザーシャツ、ジャケット。どんなものに合わせても楽しい。
デニムでカジュアルにしてもミリタリーでTen cらしさを楽しんでもワイドスラックスでモードにしても良い。
ダウンベストってこんなオシャレアイテムでしたっけ?ってくらい合わせの幅がメルローを主体とした赤ワインが口の中で広がるくらい広がる。
だからダウンジャケットだけ、ダウンベストだけという使い方じゃなくて両方しっかり使ってもらえると思います。
なんなら「運転中は邪魔だからそのタイミングだけ袖を外す」くらいのノリで袖の取り外しを行なっても良いくらい楽です。
見た目もカッコイイですが機能面も優れているので保温という部分で道具、作業着として使ってしまうような使いやすさもあると思います。
あ、それと。。。
あとお客さんから「中のダウンは出てきませんか」と聞かれたのですがTen cのダウンって更に表地の中でダウンがパックされているので出てくることは無いみたいです。
あ、それとね。。。
このダウン、洗濯可能っす!!!
撥水もして、軽くて保温にも優れ、汚れも付きづらく、破れなども少ないし、袖も取れる。
もうなんでも出来るやん、このダウン。
デザイン性とか抜きにしたら冬物最強衣類ですね。
ちなみに着用感ですが、、、
着用画像をいい感じの取れたので明日UPします。
どのサイズも1着ずつなので是非気になる方はお問い合わせください。
問い合わせは下記から
Mail acacia.shizuoka@gmail.com
住所 静岡県静岡市人宿町2丁目5-22 2F
時間 12時-19時
木曜のみアポイント制です
ご連絡ください