What do you get


最近Brutusのナチュールワインの話で上がっていた、90年代の高級志向のワインから変わり生産者と消費者の距離が近いって話があったんだけど自分においては服もそうなりつつあるなと思っていて。

決してそれはハンドメイドとか1人で全て作ってますとかそういうことじゃなくて、しっかり生産過程や表現したかったことが店を挟んでお客さんに伝わるって距離の近さ。

多分これって今だからっていうのはあると思っていて、ヴィンテージの流れでネームバリューという部分を意識しなくなってきているからではないでしょうか。

情報が回りづらい時代にビッグネームという安心感が覇権を握っていたのと逆で情報がすぐに手に入るからこその距離の近さなんじゃないでしょうか。

だから昔Dragon Ashの降谷建志がディスられまくっている中でRush Ballの大トリで「良いものは良いって思えてそれを皆が楽しんでくれているのは凄く良いこと」的なことを言っていて、自分が良いと思ったものが他人の評価関係なく良いものと言う、まさにそんな時代なんじゃないかと。


そんな中で自分が店でセレクトしてお客さんに紹介したいってなると、どれだけそのブランドがコレクションに情熱があるかという部分で100の質問に対して120返ってくるようなそんな人たちの作品を紹介したいわけですよね。

格好良い服なんて誰でも作れるんですよ、きっと。

本当に格好良いブランドというのは服以外を切り取っても格好良いはずで、岩崎さんの眼鏡やBEAUGANの作品はどこか社会へのフラストレーションやストレスが感じられて、その尖った部分が格好良くて。

単純な視覚的芸術ではなくメッセージ性が強くその姿勢が格好良い。

Punk is attitude. Not style(パンクはスタイルではない、姿勢だ) この言葉の持つ意味の通り、格好良いと思えるのは作られた服じゃなくて姿勢だと思います。


冒頭で言ったように誰しもが良いものを良いと思える時代だからこそ取捨選択でその人の人となりが見えてしまう。

そこ含めて格好良いってことですね。

ということで心の底から格好良いと思える眼鏡作家 岩崎有樹氏のサンプル、週末もありますので是非見にきてください。

お待ちしております。

問い合わせは下記から 
Mail acacia.shizuoka@gmail.com 
住所 静岡県静岡市人宿町2丁目5-22 2F 
時間 13時-19時 
週末 12時-19時